京急百貨店(港南区)内の「日本橋鰻伊勢定」で販売された「うなぎ弁当」などを食べた計130人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、うち5人の便から黄色ブドウ球菌が検出されたと発表されました。
そのうち、90代の女性が死亡しています(因果関係は不明)。
問題になったのは、24~25日に地下1階の売り場で販売された「うなぎ弁当」と「うなぎかば焼き」。
お店の情報や、あまり聞かれないうなぎの食中毒について調べました。
日本橋鰻伊勢定はどこにある?
今回問題になったうなぎ弁当を作っていたお店は「日本橋鰻伊勢定」です。
創業70年を超える老舗鰻専門店です。
うなぎ弁当はどこで作っていた?
食中毒の対象になった商品は、いずれも百貨店内で伊勢定がつくったもので、2日間で1761食を販売しました。
7月24日は「土用の丑の日」で、地下1階の売り場の厨房に加えてバックヤードの厨房も使ったといいます。
土用の丑の日のイベント時に需要が急増しやすく、場合によってはキャパシティを超えて大量の注文が入ってしまうこともある。
そうすると、従業員の残業時間を増やして生産能力・人手不足の解消をはかる。それでもマンパワーが不足する場合には期間のアルバイトを臨時で投入することになる。 その結果、品質管理や衛生管理に問題が発生しやすくなるという側面はあるだろう。
通常よりも品質管理が劣っていたのかもしれません。
うなぎの食中毒 原因は?
今回の「うなぎの食中毒」はあまり聞いたことがありませんが、原因は「黄色ブドウ球菌」です。
黄色ブドウ球菌について調べてみました。
黄色ブドウ球菌とは、調理中に包丁で手を切ってしまったりすると、その傷口に取り入り、菌が繁殖します。その集まって来る菌が黄色ブドウ球菌です。 で、その傷のある手で豆腐を触わって、のち冷奴で食べるとか、お魚を触って、のちお刺身で食べるとかが、豆腐やお刺身が汚染され、繁殖し、食中毒を引き起こすのが、黄色ブドウ球菌よる食中毒の概要です。
SNSでの反応は?
記者会見で「手袋を使用していなかった」ことが判明
7月29日、記者会見が行われ、伊勢定の富田宗一郎取締役 から謝罪がありました。
記者会見で分かったことは、
「手袋の使用は、当日にいたって、なかった。(20名中)5名が、つけていなかったと認識しています」
伊勢定によると、うなぎを焼く職人は手袋の着用義務はありませんが、それ以外のスタッフの着用が社内ルールになっているということで、原因は調査中だということです。
まとめ
今回は、うなぎの食中毒についてお伝えしました。
生物ではないとは言え、夏場は気をつけたほうが良いことがわかりました。
これから夏本番。
食べ物には十分気をつけていきたいですね。