2025年4月に開幕した大阪・関西万博では、会場内で「ユスリカ」と呼ばれる小さな虫が大量発生し、来場者から不安の声が上がっています。
ユスリカはハエの一種で、見た目は蚊に似ていますが、人を刺すことはありません。
しかし、大量に発生すると不快感を与えますよね・・・
会場内では、特に「大屋根リング」や「ウォータープラザ」周辺でユスリカの発生が顕著であり、来場者が虫を避けながら歩く様子が見られます。
ユスリカとは?刺す?危険性は?
基本情報
- 分類:ハエ目 ユスリカ科の昆虫
- 見た目:蚊にそっくり(細長い体・長い脚・翅がある)
- 大きさ:2〜10mm程度
- 刺す?:刺しません!
- 噛む?:噛みません!
- 毒は?:ありません
名前の由来
「ユスリカ(揺蚊)」の名前は、羽をふるわせてフワフワと舞う様子から来ており、蚊のように見えるけど、実際には吸血しない=害虫ではなく不快害虫として扱われます。
万博で発生しているのは「シオユスリカ」
大阪・関西万博で大量に見られるのは「シオユスリカ(塩揺蚊)」という海水にも耐性のある種類です。
特徴
- 海辺や汽水域(海と川が交じる場所)に多く生息
- 水質が安定した場所に発生しやすい
- 成虫は群れて飛び、夜間に光に集まりやすい
健康への影響は?
- 刺しませんが、大量に吸い込むとアレルギーや喘息を悪化させる可能性も。
- 目・鼻・口に入るなどの不快感が強いため、「不快害虫」として問題視されています。
駆除が難しい理由
- 成虫の寿命が短く、次々と世代交代する
- 水辺が多い会場では幼虫の駆除が難しい
- 光や構造物に集まりやすく、屋外照明が誘因に
万博会場での対策は進んでる?
万博協会は、ユスリカの発生を抑えるため、殺虫剤の散布や発泡剤の使用などの対策を講じています。
また、大阪府はアース製薬に協力を要請し、駆除対策製品の提供や現地調査を進めています。
しかし、現時点では、これらの対策によってユスリカの数が減少したという報告はありません。
一部の来場者からは「虫が少なくなった」という声もありますが、全体としてはまだ大量発生が続いている状況だそうです。
万博に行った人の感想は?
万博会場、ガチで虫(ユスリカ)が大量発生してた
万博のテーマは「いのち輝く未来のデザイン」 テーマ通りいのちがたくさん輝いてた
有名な2億円トイレにもバッチリいた
引用元:X
万博の虫、ついにフランスパビリオンに到着しました。 海外の展示物にも虫が湧いてます。
引用元:X
17時以降、特に海側エリアからに虫がどんどん飛び始めライトに寄ってくる蚊柱も凄いし夜は雨だろうと最後どこもかしこもユスリカ!
引用元:X

まだまだ虫の問題は続いているようですね・・・
子ども連れや虫が苦手な方へのアドバイス
夕方の時間帯を避ける
ユスリカは夕暮れ時に活動が活発になるため、日中の来場をおすすめします。
虫よけスプレーは効果なし
ユスリカには一般的な虫よけスプレーの効果が薄いため、物理的な対策(帽子やメガネの着用など)を検討してください。
まとめ
大阪・関西万博は、さまざまな国や地域の文化や技術を体験できる貴重な機会です。
ユスリカの発生による不快感を最小限に抑え、万博を楽しむためにも、事前の情報収集と対策を心がけましょう!