2024年の夏、長年にわたり日本女子バレーボール界を支えてきた古賀紗理奈選手が、現役生活に幕を下ろしました。
その卓越したプレーと冷静な判断力でチームを牽引し、多くのファンに愛された彼女の引退は、大きな反響を呼びました。
本記事では、古賀選手の現役時代の輝かしい功績と、引退後の活躍についてご紹介します。
古賀紗理奈選手の現役時代
古賀紗理奈選手は1996年5月21日、佐賀県で生まれました。
小学生時代からバレーボールを始め、頭角を現した彼女は中学時代に全国大会での活躍をきっかけに注目を集めます。
高校はバレーボールの名門・熊本信愛女学院に進学し、全国大会でチームを優勝に導く原動力となりました。
その後、2015年にVリーグのNECレッドロケッツに入団。プロとしてのキャリアがスタートしました。
古賀選手はNECでの活躍のみならず、日本代表としても数々の国際大会で目覚ましい成績を収めました。
特に、2021年の東京オリンピックではチームキャプテンとしてチームを牽引し、攻守にわたる安定感とリーダーシップを発揮。
彼女のプレーは国内外で高く評価され、日本女子バレーボールの象徴的存在に!
しかし、長年の激しいプレーの中で、身体的負担も少なくなく、膝や肩のケガに悩まされながらも、献身的な姿勢を貫いた彼女の姿勢は、多くのファンや選手にとって模範となるものでした。
引退を決意した理由
2024年、古賀選手は28歳という若さで引退を決意しました。
その理由について彼女は、「自分の中でやり切ったという感覚があった」と語っています。
また、長年のプレッシャーを乗り越え、次世代の選手たちに道を譲るタイミングだと感じたことも大きかったようです。
ファンに向けた引退会見では、「これまで応援してくださった皆さんに心から感謝しています。これからもバレーボール界を別の形で支えていきたい」と話し、涙ながらに感謝の気持ちを伝えました。
古賀紗理奈 引退後の新たな挑戦
引退後の古賀選手は、バレーボール界から離れることなく、解説者や指導者としての道を歩み始めました。
彼女の引退と同時に発表されたのが、ジュニアバレーボールの普及活動への取り組みです。
まず、彼女が立ち上げたのは、バレーボール教室「KOGAバレースクール」です。
主に小中学生を対象に、基礎技術だけでなく、チームスポーツの魅力や楽しさを伝える内容となっています。
古賀選手自身が直々に指導することで、子どもたちとの距離が近く、一人ひとりの個性を尊重した指導スタイルが評判を呼んでいます。
また、バレーボールの解説者としても新たな一歩を踏み出しました。
古賀選手の豊富な経験と的確な分析力は、試合の見どころをわかりやすく伝える解説で高い評価を受けています。
解説の中で語られる現役時代のエピソードや、選手目線での視点が視聴者の共感を呼んでいます。
講演活動にも意欲的
古賀選手はバレーボールだけでなく、社会貢献活動にも力を入れています。
2025年からは「スポーツと教育」をテーマに、全国の学校や地域コミュニティで講演活動を開始しました。
彼女自身が経験した挫折や困難を乗り越える方法を語り、次世代を担う若者たちにエールを送る内容は、多くの人々に勇気を与えています。
モデル活動
古賀紗理奈さんは2024年の引退前からモデルデビューをしています。
身長183cmというスタイルを活かし、女性ファッション誌を中心に活躍しています。
アスリートならではの健康的な美が多くの人を魅了しています!
まとめ
引退後も精力的に活動を続ける古賀紗理奈選手。彼女はファンに向けて、「これからもバレーボールが多くの人に愛されるスポーツであり続けるよう、私も全力で取り組んでいきます」とメッセージを発信しています。
古賀選手のこれからの挑戦は、バレーボール界にとどまらず、さまざまな分野で影響を与えていくことでしょう。その姿を引き続き応援していきたいと思います。