2024年8月8日、宮崎県で震度6弱の揺れを観測するマグニチュード7.1の大きな地震があり、九州で、最大で50センチの津波を観測しました。
このとき、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を初めて発表しました。
この臨時情報とは何なのか、これから帰省をしようか迷っている人は何をすればいいのか、世間の声も調査しました!
南海トラフ地震臨時情報って、何?
「南海トラフ地震臨時情報」とは、死者32万人を想定している南海トラフ地震が今後起こるかもしれないことをお知らせするものです。
南海トラフ地震とは、関東から沖縄にかけての広い範囲で起こる巨大地震のことです。
臨時情報は3種類に分かれます。
- 巨大地震警戒
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M8以上 ”半割れ”
- 巨大地震注意
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M7クラス”一部割れ”
- 調査終了
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巨大地震の可能性は高まっていない
今回発表されたのが、2番目の「巨大地震注意」になります。
これは、平常時と比べて相対的に大地震が起こる確率が高まっていると考えられます。
南海トラフ地震臨時情報の有効期間はいつまで?
南海トラフ地震臨時情報が発表されてから1週間を目安に注意が必要です。
実際に、平成23年の東日本大震災を引き起こした巨大地震では、その2日前にマグニチュード7.3の地震が発生しています。
ただし、1週間過ぎても安心できるわけではありません。
なぜなら、この期間には地震学的な根拠はなく、社会的に許容できる期間として設定されているからです。
帰省は控えるべき?みんなはどうする?
お盆を控えた時期に起こった宮崎での大地震。
帰省をやめようかと迷っている人もいるのではないでしょうか?
専門家の意見としては、あくまで日常生活を続けるということが基本とのことです。
津波や土砂災害などの危険性の高い地域に行く場合は、今まで以上に注意を払う必要があります。
世間のみんなの声をまとめてみました。
帰省を控えたいと考える人は、義実家への帰省パターンが多かったです(笑)
安心して帰省するための対策7選
今回の発表で、帰省を迷っている人もいると思います。
前もって防災対策をして、安心して出かけましょう!
①水を多めに持っていく、または送っておく
移動中に災害が起きることもあります。
普段よりできるだけ多めの水を持ち歩いておきましょう。
前もって帰省先に送っておくのも良いですね。
②簡易トイレとトイレグッズを持っていく
帰省中に災害にあうことも想定し、移動中も簡易トイレを持ち歩きましょう。
ウェットティッシュ、消臭剤もあると良いですね。
③帰省先の津波リスクを確認する
帰省先のハザードマップを確認しておきましょう。
ハザードマップは無料で見ることができます。
④連絡先をメモしておく
携帯が使えなくなった場合を想定し、家族や職場、学校など、大切な連絡先は書き出して、カバンにいれておきましょう。
⑤家具の向きを変える、固定する
地震が起きても死なない、ケガをしない、ことが一番大事です。
実家の家具を確認し、倒れてこないような配置にしておきましょう。
⑥現金も用意しておく
小銭は防災グッズです。地震で停電した時に、電子マネーとクレカしか持っていないと、支払いできずに困ります。
⑦ガソリンを満タンにしておく
車を持っている人はガソリン満タンにしておきましょう。
いざという時にエアコンを使って涼んだりできます。
プライベートスペースの確保にもなります。
まとめ
今回は、南海トラフ地震臨時情報が発表されたことについて、帰省はどうするべきか調べました。
巨大地震がすぐに起きるわけではありませんが、きっちりと対策をしていると安心して帰省できますよね。
ぜひ参考してみてください。