【事例】ゴミの中から拾った現金で焼肉はアリ?持ち主が現れたらどうなる?

長野県箕輪町にあるごみ処理施設の職員たちが、ごみの中から出て来た現金を警察に届け出ず、飲食に使っていた問題。

職員1人を懲戒処分にしたことが発表されましたが、世間の反応はどのようなものなのでしょうか?

これまでの事例や、その現金の使い道などを調べてみました。

目次

ゴミの中から出てきた現金で焼肉店はアリ?

ごみの中から出て来た現金を警察に届け出ず、飲食に使っていた問題が発覚しましたが、世間の反応はどうでしょうか?

確かに届けをださなくてはいけないことではあるが、、政治家が汚職していても罰せられずにいる中で、誰かがやらなくてはならない人気のない仕事を毎日やってくださっている人達に対しての罰が大きいと思う。

引用元:Yahoo!ニュース

職務上もアウトだし、拾得物の横領になるという事も判る 判るんだが・・・ 元の持ち主でさえ失念する程度の、特に誰かから騙したり、無理矢理奪い取ったというものでもないお金、そんなお金なんだよなぁ・・・

引用元:Yahoo!ニュース

世間の声では、処理施設の職員を擁護する声が多かったです。

その他、このような意見もありました。

  • 本来なら捨てられていたお金。焼肉でお金を回してくれた
  • 100万円以上は届けるなどのルールを作ってあげたらいい

ゴミの中から現金が出てきた事例

2023年11月 広島県福山市で400万円

広島県福山市で、ゴミの中から現金およそ400万円が見つかりました。

現金は、工場内でトラックの荷台にゴミを移し替えていた際に発見されたということです。

現金が見つかったのは、福山市内のリサイクル工場です。

市が確認したところ、砕いた不燃物のゴミの中から、1万円札を383枚、破れるなどした紙幣を17枚確認したということです。

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2020年9月 岐阜県岐阜市で700万円

岐阜市の廃棄物処理業者の敷地内で、現金およそ700万円が見つかりました。

ごみの分別作業中に大量の紙幣が発見されたということです。

見つかった1万円札はおよそ700万円分で、発見時は包まれたり束ねられたりはされておらず、廃棄物の中に紛れていたということです。

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2023年1月 静岡県富士市で364万円

静岡県富士市で回収したゴミの中から現金364万円が見つかりました。

富士市によると、市内にあるプラスチックゴミの中間処理施設で、作業員が回収したゴミの中から現金の入ったバッグを発見しました。

バッグの中には1万円札が364枚入っていたといいます。

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2017年9月 奈良県御所市で2000万円

奈良県御所市の廃棄物処理場のゴミの中から現金2000万円が見つかりました。

この2000万円は廃棄物処理場のゴミの中から見つかりましたが、このうち1000万円を当時のパート従業員5人が山分けしたとして窃盗の疑いで書類送検されていました。

会社ではパート従業員から現金を回収したうえで警察に届けていましたが、持ち主が見つからなかったため法律に基づき、会社側に譲渡されていました。

会社ではパート従業員が使ってしまった15万円を補てんしたうえで市役所に寄付したとそうです。

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2024年3月 香川県高松市で146万円

高松市の西部クリーンセンターで粗大ごみの解体作業中に現金146万円が見つかりました。

周辺を確認したところ、周りにも一万円札があったため、職員約10人が一時間かけてゴミを広げて周辺を確認したところ、一万円札146枚と一万円の切れ端1枚を発見しました。

持ち主が現れなかった場合は、高松市が所有権を取得することになります。

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2023年8月 青森・七戸町で1099万円

青森・七戸町にあるゴミ処理の最終処分場で、廃材の中から現金あわせて1099万円分が見つかりました。

実は4年前にも450万円を超える現金が見つかっていたといいます。

3か月たっても所有者は現れず、所有権はゴミ処分場を管理する組合にうつることになりました。

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落とし物として届けられたは現金は全国で約177億円

落とし物として届けられたお金は約177億円にのぼるそうです。

都内だけでも約9億円

この数字は年々増加しているようです。

これに合わせて、「持ち主は私です」と名乗り出る数も増え、持ち主の特定に時間がかかっているという現状があります。

なぜ続く?多額の現金がゴミから見つかる理由

いったい、なぜこれだけ多額の現金が捨てられるのでしょうか。

タンス預金の世代が死亡

多額の現金がゴミから見つかる理由考えられる1つ目の理由は、1人暮らしの高齢者が死亡した後、遺族が遺品整理をせずにゴミとして捨てたり、家を取り壊した際に家具や廃材と一緒に処分したりするケースがあります。

高齢者は多額の現金を引き出す

多額の現金がゴミから見つかる理由考えられる2つ目の理由は、高齢者の場合、足腰が弱って遠出をためらい、銀行で一度に高額の現金を引き出す傾向が高いからだそうです。

近くにコンビニがあっても、ATMの操作や手数料から敬遠しがちになっているのが理由の一つでもあります。

1人暮らしの高齢者を孤立させないことが大切と言われていますね。日頃からの家族とのコミュニケーションが必要です。

拾った現金を警察に届けた場合はどうなる?

拾ったお金を警察に届け出たときの流れをまとめておきます。

  • お金を拾ったら1週間以内に届け出る
  • 持ち主が現れたら5~20%分の報労金をもらう(金額は持ち主との話し合い)
  • 持ち主が3か月間現れなければ、拾った人に所有権が移される

このような流れをなっています。

ただし、今回の問題はゴミ処理施設での発覚なので、この場合は持ち主が現れなければ市町村のものとなります。

まとめ

今回は、ゴミの中から拾った現金9万円で、職員が焼肉を食べに行ったというニュースを取り上げました。

世間の反応はそれほど厳しいものではありませんでした。

現金がゴミに捨てられる現象は、まだまだ増え続けるようです。

私たちの周りにも、そのような高齢者がいるかもしれません。

気をつけていきたいですね!

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