2025年10月、フランフランから「2025年製」のハンディ扇風機(手持ち扇風機)において、充電ICの不具合による動作不良・発熱の可能性があるとして、該当モデルの自主回収が発表されました。
夏の暑さ対策として手軽に使える人気アイテムだけに、既にお持ちの方にとっては「自分の製品は大丈夫?」「どうすればいい?」と不安になるところ。
今回は対象の確認方法、手続き、使用の際の注意点など、気になるポイントをまるっと整理します。
目次
フランフラン扇風機 自主回収の概要と対象商品

まず、今回の回収の内容を整理します。
- 対象ロット番号(製造番号)は以下の通りです。
・F250404、F250505、F250606、F251212、F252020、F252121、F252222
・B250505、B250606、B250707、B250808 - 製造年が「2025年製」である商品が対象で、2024年製およびそれ以前のモデルは対象外です。
- 回収手続き:専用申込みサイトから回収キットを送付、対象品の回収確認後「商品代金相当のQUOカード」が送付される仕組みです。
- お問い合わせ専用フリーダイヤル:0120‑23‑0255(受付10:00〜20:00・土日祝含む)
このように、該当モデルをお持ちの方は「使用を中止して回収申込みをする」が最新の案内です。

リチウムイオン電池そのものの不具合ではないとの説明はありました。
持っている人が疑問に思うこと&その回答
使用者が「自分の使ってる扇風機、大丈夫かな?」と感じるであろう疑問点を、ひとつずつ見ていきます。
Q1:自分の製品が対象かどうか、どうやって確認する?
A1:
- 本体または個箱の裏面に印字されている「製造ロット番号(例:F250404等)」を確認してください。
- 製造年が「2025年製」であるかを確認。2024年以前のモデルは対象外とされています。
- 製造番号が上記リストに含まれていれば対象です。含まれていなければ、今回の回収対象外となります。
- 万が一番号が読み取れない・箱を処分してしまった場合は、フランフランのカスタマーサービスに連絡して確認を行うと安心です。
Q2:対象製品を使い続けても大丈夫?
A2:
- 回収案内では「お手元に対象商品をお持ちのお客さまは、ご使用を中止いただき…」という記載があります。
- 発熱や動作不良の可能性が指摘されており、安全性確保のためにも、対象番号の場合は早めに使用を止めるのが推奨されます。
- また、一般論として携帯用ハンディ扇風機には「落下」「高温環境」「水濡れ」「バッテリー負荷」などが発火・発煙・故障の原因になるという注意喚起もあります。
- したがって、対象製品であれば、使用中止・回収申込みがベストです。
Q3:回収申込みはどこでどうやるの?/店舗に持っていけばいい?
A3:
- 回収申込みは「専用サイト」にて行う方式で、店舗持ち込みでは対応しないとの案内があります。
- 申込み後、回収用キット(送付用)が自宅に送られ、対象商品をそのキットに入れて返送する流れ。
- 回収確認後、QUOカードが送付されるため、手続きせずに使い続けるより速やかに行動する方が安心です。
Q4:保証期間や修理はどうなる?
A4:
- 通常、フランフラン製扇風機には購入から1年間の保証がついており、初期不良・通常使用での故障時には無償修理または交換されるとの案内があります。
- ただし、今回の回収対象は「製造上の不具合による自主回収」であり、通常の「保証対応」とは別枠で扱われています。
- 対象外のモデル・番号であっても、製品に異常(例:異臭・過熱・膨張など)があれば早めに使用中止、メーカーへ相談するのが適切です。
Q5:対象外のモデルでも使って大丈夫?
A5:
- 回収案内では「2024年製以前のモデルは本件の対象外」と明記されています。
- とはいえ、一般的な携帯型扇風機のリスクとして、「バッテリー劣化」「落下衝撃」「高温環境での保管」などによる発熱・故障の可能性は引き続きあります。
- 使用者としては、対象外であっても定期的なチェック(本体が熱くないか、充電・動作が正常か)を行ったほうが安心です。
Q6:すでに使用していて異常を感じたらどうする?
A6:
- 異臭(焦げ臭さ)、本体が異常に熱くなる、充電ができない・急に風量が落ちる、落下や水濡れ後などは使用を中止してください。
- 上記症状があれば、製品の安全性に懸念があるため、使用をやめてメーカー/購入店に相談するのが望ましいです。
- 特に対象ロット番号だった場合は「回収申込み」を優先してください。
Q7:回収されたら代替品・返金はどうなる?
A7:
- 案内では「商品代金相当のQUOカードを送付」とされており、返金ではなく代金相当額のQUOカードでの対応となります。
- 代替品の提供や交換という記載は現時点で確認できていませんので、QUOカード受領後は「新たに購入する」選択肢も視野に入れておくとよいでしょう。
ハンディファンの安全な使い方・日常の注意点
回収対象でないモデルであっても、ハンディファンを安全に使い続けるために知っておきたいポイントをまとめます。
- 高温・直射日光の当たる場所や、車内ダッシュボードなど放置しない。リチウムイオン電池搭載モデルでは高温が発火・熱変化の原因になり得ます。
- 強い衝撃(落下等)を与えた場合は内部構造や電池損傷のリスクがあるため、動作確認を行って異常がなければ使用継続を検討。
- 水濡れ・湿気の多い環境も故障・ショートの原因になるため注意。
- 掃除・メンテナンスは、分解せず乾いた布や軽く湿らせた布で羽根・ボディを拭くこと。流水で丸洗いするのはNG。
- 使用頻度が高い・長期間使っている場合はバッテリー劣化も視野に入れ、風量低下・充電時間長期化・本体異常発熱などが出たら買い替えを検討。
まとめ
今回、フランフランの「2025年製/3月~6月販売」のハンディ扇風機が自主回収対象となり、対象品をお持ちの方は使用を中止し、回収申込みを行うことが公式に案内されています。
対象番号の確認、申込みの手続き、安全性に関する日常の注意点をしっかり把握しておきましょう。
なお、対象外のモデルでも安心とは言い切れませんので、異常を感じたら早めの対応を!







