お正月を納める景色に欠かせないのが、門松やしめ絵、鏡餅などの「お正月飾り」です。
その飾りを何時から出して、いつ片付けるのが良いのか。
特に関東と関西では、片付ける時期が違うとも言われます。
今回は、お正月飾りの意味や飾り付けの時期、そして正しい処分方法について解説していきます。
お正月飾りを片付ける時期
お正月飾りを片付けるタイミングは、地域によって異なる「松の内」の期間に基づきます。
関西地方
松の内は1月15日までとされる地域が多いです。
そのため、関西ではお正月飾りを1月15日以降に片付ける家庭が多い傾向があります。鏡開きは1月15日や1月20日に行われる場合もあります。
関東地方
松の内は1月7日までとされます。
関東では、お正月飾りは1月7日を過ぎると片付けられることが一般的です。鏡開きは1月11日に行われます。
九州・東北・北海道地域
松の内は1月7日までとする地域が多く、関東と同様のタイミングで片付けられることが一般的です。
2025年関西でおすすめのとんど焼き
正月飾りを処分する方法としては、関西では1月15日前後に行われる「とんど焼き」でお焚き上げするのが一般的です。
神社や寺院で受け付けている場合もあります。
住吉大社(大阪府大阪市)
お正月には毎年約200万人もの参拝客でにぎわう、大人気の住吉大社で開催される「とんど焼き」をご紹介します。
毎年1月15日午前9時に「古札焼納式(とんど)」が行われています。この神事は、前年1年間守護していただいた古い御札やお守り、正月飾り、しめ縄などを斎火で焼き納める伝統行事です。
この火の煙を浴びると無病息災になると言い伝えられ、多くの参拝者で賑わいます。特に住吉大社のとんど焼きは有名で、大勢の人が訪れるため、混雑が予想されます。時間に余裕を持ってお出かけください。
住吉大社の概要
- 住所:大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
- 電話番号:06-6672-0753
- 最寄り駅:南海本線「住吉鳥居前駅」出口2から徒歩約2分
住吉大社で行われる「とんど焼き」を通じて、心新たに1年をスタートさせてはいかがでしょうか。
平岡八幡宮(京都府京都市)
神護寺の鎮守社として、弘法大師空海によって創建された平岡八幡宮。左義長(とんど祭)では、取り外したしめ縄や門松につけた火で神前の鏡餅を焼いて、氏子や参拝者に授与されます。
日時:2025年1月15日(水)8:00~13:00頃
平岡八幡宮の概要
- 住所:京都府京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23 平岡八幡宮
- 電話番号:0758712084
- 最寄り駅:京都駅JR山陰本線 円町駅から徒歩10分
生島神社(兵庫県尼崎市)
安産祈願・災難厄除の神として信仰されている生島神社のとんど焼き「左義長神事・古符焼上祭」は、早朝から17時まで。昨年のお札やお守り、正月のしめ縄飾りをお焚きあげします。
日時:2025年1月15日(水)朝8:00頃〜夕方まで
- 住所: 兵庫県尼崎市栗山町2丁目24−33
- 電話番号:0664292830
- 最寄り駅:JR東海道・山陽本線 立花駅
また、自宅で処分しても問題はありません。酒や塩で清めてから処分します。半紙や新聞紙に包み、可燃ごみとして捨てるのが一般的です。
お正月飾りを飾る時期
一般的に、お正月飾りは12月13日以降に飾り始めるのが良いとされています。
この日は「正月事始め」と呼ばれ、かつては新年を迎えるための準備を始める日とされていました。しかし、現代ではクリスマスの影響で、12月26日以降に飾る家庭も増えています。
避けるべき日
・12月29日:「二重の苦しみ」と解釈されるため縁起が悪いとされる。
・12月31日:「一夜飾り」となり、歳神様に対して失礼とされる。
そのため、12月28日までに飾りを整えるのが一般的です。
お正月飾りの意味
門松やしめ絵、鏡餅など、お正月飾りは多種多様ですが、それぞれに意味が載せられています。
門松
門松は、家や店舗の入り口に飾られ、「正月様」を迎える目印となります。
樹や穀は結果を語る積極的な意味が載せられ、門松はそのシンボルとなるのです。
しめ飾り
新しい年の年神様を迎えるための「しめ飾り」は、玄関先などに飾り、神聖で清らかな場所であることを示します。
魔よけの役割もあり、一般的には玄関に飾られますが、地域や形状によっては神棚や水回りに飾ることもあります。
鏡餅
鏡餅は、高さと充実感を意味したシンボルです。通常、鏡開きにより終了しますが、その目的は飾りとして代表性を武器との一緒に示されています。
破魔矢
破魔矢は年期に安全を持たせるための釈された模型です。地域により、普通に飾り立てたい人も少しではないのです。
まとめ
お正月飾りつけについて、地域ごとの伝統や文化が影響していることがわかりました。関西では1月15日まで松の内とするのが一般的ですが、住む地域の慣習や家庭の考え方を大切にすることが重要です。
新しい年を迎えるための準備や気持ちが、最も大切なポイントです。皆さんの地域や家庭での風習を守りながら、新年を清々しい気持ちで迎えましょう。